こんにちは!京都西院でショートヘアといえばTOSS」!
代表の杉山諒次です。
さて寒くなり乾燥がえぐいですね。
なかなかセットがまとまらないのは僕たちも同じです。
今日は巷で話題というか、美容師側ではやっているというか酸性や酸熱というものについたお話しします。
前回しれっと触れていましたが髪の毛というのは弱酸性なんですね。
なので髪の毛を変形させたり、色を抜こうと思うと基本アルカリ剤を使うのが常識なんです。
これは髪の毛の表面のキューティクルというのを突破して中にお薬を利かすために必要なパワーなんですね。
この突破力はアルカリが強いほど強力です。しかしその代償でダメージしてしまいます。
今流行っている酸性のものは髪に近いお薬なのでダメージがわずかなんです。
なのでとてもやさしいお薬なんですね。
とここまでがよくSNSなどで紹介されるものです。
ここからが大事なのでよくきいてください。
酸性のものは先ほどのアルカリと逆に突破力は非常に低いです。
健康な髪やダメージの低い髪には薬が効きません。
なのでストレートやパーマが当たりません。もしくはめちゃくちゃ時間がかかります。
自然でダメージも少ないと言ってやってもらったのに癖直らない事故が多発しています。
それでTOSSに来られる方たちも最近多いんです。
酸性というのは優しいというよりはすでにいたんでいる髪の毛が得意なんです。
傷んでいる髪の毛というのはキューティクルが剥がれていて、突破力がいらないんです。
なので中に勝手に薬が入ってくれるわけです。
逆にきれいな髪にはアルカリの出番なんです。
使い分けが大事なんです。
僕たちはもちろん両方使います。
髪を見て判断します。
髪の太さや硬さ、ダメージの具合、色の抜けいろんな要素を加味して塗分け、時間を計って目で見て
ベストを狙います。
傷まなくて安全な施術は元論理想です。
でもストレートやパーマが当たらなければ本末転倒です。
お薬は深いんですよね。
まだお話ししないといけないことがあるのでそれは次回。